こんにちは。CCIアナリティクス担当の谷井です。
GA4でランディングページ別の数値を確認する際、ランディングページのディメンションに(not set)の表記が出てきます。
もしかして計測不備なのでは?と不安に思う方もいるかもしれません。
今回はこのランディングページの(not set)について解説したいと思います。
ランディングページのディメンションに出てくる(not set)ですが、
結論から先にお伝えするとGA4の仕様により発生してしまう事象です。
この(not set)は標準レポートだけでなく探索でも発生します。
恐らくどのアカウントにもランディングページに(not set)が表示されていると思いますが
計測不備ではないのでご安心ください。
ではなぜ(not set) が表示されてしまうのでしょうか。
ここからは少しややこしい話になるのですが、
ランディングページはpage_viewイベントが発生した(ページが読み込まれた)ときに「entrances」というパラメータに「1」が付与されて判別される仕組みとなっています。
そのためpage_viewイベントが発生しないセッションの場合に(not set)が表示されます。
例えば
①サイトAに訪問
↓
②サイトAのタブを残したまま新規タブで別サイトBを閲覧
↓
③①のサイトAのタブに戻りページを閲覧
のような行動の場合、③がpage_viewイベントが発生しないセッションに該当します。
③の場合、既に①でページの読み込みが完了しているのでpage_viewイベントは発生しません。そのため(not set)に振り分けられます。
(not set)を表示させたくない場合は標準レポートや探索のフィルタ機能を活用して表示させないようにしましょう。
CCIではGA4の導入や計測カスタマイズ、運用サポートなどの支援を随時行っております。
ご興味のある方はお問い合わせください。