コラム | CCI Analytics

【GTM】Googleタグマネージャーでサポートされていないイベントを測定する | CCI Analytics

作成者: 寺田 将志|Jan 18, 2024 10:39:13 AM

こんにちは。CCIのアナリティクス担当の寺田です。

Google Tag Manager(以下GTMと表記)では、ユーザーがウェブサイトで行うさまざまなアクションを追跡するための多くの種類のイベントがサポートされています。

  • Clickイベント(gtm.click)
  • Link Clickイベント(gtm.linkClick)
  • Window Loadedイベント(gtm.load)
  • Element Visibilityイベント(gtm.elementVisibility) など。


ユーザーのウェブサイト上の行動で知りたいイベントはほとんど網羅してくれているGTMですが、例外的にGTMではサポートしていないイベントを測定したい場合もあると思います。(例:dragイベントやcopyイベントなど。)

 

このコラムではそのようなイベントをGTM上で設定する方法をざっくりご紹介したいと思います。

 

 

カスタムHTMLタグを設定する

GTMではサポートしていないイベントを測定したい場合、カスタムHTMLタグを利用します。下記のようなコードです。

<script>
  // 即時関数で定義
  (function() {
    // event_nameを測定したいeventに変更してください
    var event_name = 'copy'; 
   
    document.addEventListener(event_name, function(e) { 
      
      // 既にdataLayerが存在するかチェックし、存在しなかったら新規で作成
      window.dataLayer = window.dataLayer || [];
      
     // イベント発火
      window.dataLayer.push({
        'event': event_name,
        // イベント情報利用したかったらお好みで設定
        'event_obj' : e
     });
    });
  })();
</script>

※測定できるevent名一覧はこちらから調べてください

 

トリガーを設定する

「ページビュートリガー」の中で一番発火タイミングが遅い「ウィンドウの読み込み」に設定しておけば大丈夫です。

 

発火確認

確かにサイト上でコピーしたらcopyイベントが発生していますね!😆

 

あとはこのcopyイベントを「カスタムイベント」として取得し、何かのトリガー条件に利用するのも良し。

 

また上記カスタムHTMLタグの場合、'event_obj'という変数もデータレイヤーに送信しているので、データレイヤー変数「event_obj」を取得し、copyされた情報を取得するも良し。

 

煮るなり焼くなり好きに利用してください!

 

今回はGoogleタグマネージャーでサポートされていないイベントをGTMで測定する方法を解説しました。

 

ここまで読んでいただきありがとうございました!😊

 

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