更新日:1月20日
弊社木村が取り上げたGA4とSearch Consoleリンク連携に続き、今回はDisplay & Video 360(以下、DV360)とのリンク連携について取り上げます。
まず、DV360についてですが、Google社が展開するソリューションです。
Google社ヘルプページでは、
ディスプレイ&ビデオ 360は、クリエイティブ、データ、メディアの各チームが連携して包括的なキャンペーンを実施できる統合ツールです。
以上の様に記載されています。※Googleヘルプページ
もう少し説明すると、Google広告と同様に広告配信が行えるソリューションですが、DV360はDSP(Demand Side Platform)の要素を持っています。そのためDV360ではGoogle広告在庫に対して、他社ベンダーが保有するオーディエンスデータを連携した広告配信も可能となっています。
このDV360ですが、従来のユニバーサルアナリティクスで蓄積したデータをオーディエンスリストとして活用する場合は、GA360(有償版)へのアップグレードが必要でしたが、GA4ではスタンダード(無償版)でも管理画面にリンク連携メニューが用意されています。
実際にDisplay & Videoとのリンク連携を行うと、以下のような形の表示となります。なお、リンク連携はGA4とDV360いずれも管理者レベルとなっているユーザー権限で行う必要があります。
このリンク連携を行うと、DV360の管理画面に用意されているオーディエンス一覧に、GA4プロパティ内のオーディエンスが自動的に反映されます(Google Adsとのリンク連携と、同様の挙動)。
ユニバーサルアナリティクスも同様でしたが、オーディエンスに関しては「どのようなWebサイト行動(あるいはWebサイトにおける情報)でリストを作成すれば、マーケティング施策に有効であるか?」という視点でオーディエンスを用意し、Google広告で活用されていたケースも多かったのでは、と感じています。そして、オーディエンスごとで広告配信に活用し、効果を検証していたケースも多かったのではないでしょうか。
GA4では、Google広告以外でもオーディエンス連携が可能となったことで、Googleソリューション同士でのマーケティング展開に幅が広がった形となりました。
CCIは、アナリティクスにおいてGoogle Marketing Platform Certified Companyを保有しており、サイト内でも支援内容についてご案内していますが、社内ではDV360の運用を行うスタッフも在籍しています。
「広告配信活用に向け、GA4でどのようなデータを蓄積していくか」「そのデータで、DV360上での広告配信を視野に入れたい」といったご相談もCCIでは対応可能ですので、ご興味がございましたら下記お問い合わせリンクよりご連絡ください。