更新日:1月12日
こんにちは。CCI アナリティクス担当の谷井です。
今回はGTM(Googleタグマネージャー)の組み込み変数の「Page URL」と「Page Path」の違いについて説明しようと思います。
この違いを理解しておくと、トリガー設定の幅が広がりますので是非ご覧ください。
まず、URLの構成を簡単に説明します。
上記のとおりPage URLはパラメータ部分も含めたURL全体を、
Page PathはPage Hostname(ドメイン)直後の「/」からパラメータ開始の「?」の直前までを指します。
両方とも特定のページを条件としたトリガーを作成する際に使用します。
では、上記のURLを使用してPage URL変数とPage Path変数でトリガー設定をした際、
どういった違いが出てくるでしょうか。
違いを理解してもらうために一致条件を「等しい」で設定してみます。
1. パラメータ含むURL全体で設定
この場合、パラメータ部分を含んだURLが完全一致した場合にのみタグが発火することになります。かなり限定的な範囲でのタグ発火になりますので使用頻度は少ないかもしれません。
以下はタグが発火する/発火しないURLの例です。
この場合はいかがでしょうか。
Page URLがパラメータ無しで設定されているので、パラメータが付与されたURLの場合はタグは発火しません。
タグが発火する/発火しないURLの例は以下です。
冒頭で説明したとおり、Page PathはPage Hostname(ドメイン)直後の「/」からパラメータ開始の「?」の直前までを指します。
つまり、上記の条件で設定するとパラメータの文字列に関係なくタグが発火することになります。
以下が発火する/発火しないURLの例です。
このように、Page Path変数を使用すれば複数のパラメータが付いた場合でもパラメータの内容に関係なくタグを発火させることが可能です。
パラメータがつく代表的なケースとしては
GA(Google Analytics)の流入経路分析のために、広告配信のリンク先にUTMパラメータを付ける
ECサイトなどの商品一覧ページにパラメータが付与される
などが挙げられます。
ちなみに、Page URL変数で一致条件を「含む」や「先頭一致」などの条件を使用すると同じような発火条件にすることもできます。
いかがでしたでしょうか。
GTMの変数にはいろんな種類がありますので、変数と一致条件を上手く組み合わせて設定してくださいね。
CCIではGTMを使ったGA4の導入や計測カスタマイズなどの支援を行っております。
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