更新日:2月10日
こんにちは。CCIのアナリティクス担当の谷井です。
今回はGA4におけるパラメータの検証を行ってみました
「utm_source」と「utm_medium」で想定されるであろうパターンの文字列を使って
どのデフォルトチャネルグループに分類されるか確認してみたいと思います。
【GA4】デフォルトチャネルグループとUTMパラメータについて
ユニバーサルアナリティクス(以下UA)のデフォルトチャネルグループとは異なり
より細分化されています。
そのため、GA4でパラメータを使用する際は上記定義に倣ってパラメータを付与する必要があります。しかしながら、場合によっては独自のパラメータを使用しているケースもあるかと思います。
UAの場合、デフォルトチャネルグループの定義以外の文字列をパラメータとして利用すると「(Other)」に分類されるケースが大半です。
ではGA4では、どのデフォルトチャネルグループに分類されるのでしょうか。
今回検証したのは、以下の8パターンです。
▼検証パターン ※組み合わせは「utm_source / utm_medium」の並び
yda / responsive
gdn / responsive
yahoo / responsive
google / resopnsive
yahoo / shopping
google / shopping
twitter / card
youtube / card
いずれも実際の広告メニューを想定していますが、
「utm_medium」はデフォルトチャネルグループの定義にはない文字列となっています。
そのため、「Unassigned」(どの定義にも一致しない場合のグループ)に分類されるような気もします。
では、実際はどうなったか見てみましょう。
▼検証結果
yda / responsive ⇒ Unassigned
gdn / responsive ⇒ Unassigned
yahoo / responsive ⇒ Organic Search
google / resopnsive ⇒ Organic Search
yahoo / shopping ⇒ Organic Search
google / shopping ⇒ Organic Search
twitter / card ⇒ Organic Social
youtube / card ⇒ Organic Video
「1. yda / responsive」「2. gdn / responsive」は予想通り「Unassigned」に分類されました。
しかし、それ以外は広告経由ではない「Organic ~~~」に分類されてしまっています。
どうやら流入元を指す「utm_source」の情報をもとに分類される傾向にあるようです。
広告経由であるにも関わらずOrganicに分類されてしまうため、デフォルトチャネルグループ単位で見ると急に自然検索からの流入が増えているといった事象が起こりかねず、注意が必要です。
今後アップデートがある可能性もありますが、少なくとも現時点では
utm_source、utm_mediumの文字列は定義通りに設定する
定義以外の文字列を使用する場合、デフォルトチャネルグループ単位では分析しない方がよい
この2つを注意点として理解しておきましょう。
CCIではGA4の導入や計測カスタマイズなどの支援を随時行っております。
ご興味のある方はお問い合わせください。